美容室で美容師として働きたいのであれば、
試験に合格をして資格を取得しなくてはなりません。
補助的な役割であれば資格がなくても働く事が出来ますが、
実際にお客様のヘアカットなどをしていきたいのであれば、
資格を取得する必要があります。
Contents
何年くらいかかるの?
美容師の資格を取得する為には、
何年くらい勉強をして頑張ればいいのでしょうか。
まずは試験を受けるためには、
厚生労働省が指定している美容学校に通う必要があります。
美容学校には昼間の部や夜間の部がありますが、
いずれも二年間通って学ばなくてはなりません。
仕事をしながら、子どもを育てながら勉強したいなら、
通信科で学ぶことも出来ます。
通信科に関しては三年間必要になり、
それから試験を受けられるようになっています。
高校を卒業してからの進学であれば昼間部に通うのが一般的です。
何か他の仕事をしながら通うのであれば
夜間部や通信科で学ぶと良いでしょう。
どんな勉強をするの?
美容学校で学ぶ内容としては、
実習授業だけではなく学科の授業も行います。
学科授業の内容としては、
衛生的な環境でお客様の施術をするため、
衛生に関する知識、消毒方法なども学びます。
衛生管理(公衆衛生、環境衛生、感染症、衛生管理技術)
髪のカットであれば、肌については関係が少ないかもしれませんが、
毛髪だけではなく、パーマやヘアカラーなどを施術する際は
皮膚に関する事も知っておかなくてはなりません。
そのようなカリキュラムも組まれています。
美容保健(人体の構造及び機能、皮膚科学)
その他では美容理論はもちろんのこと、
美容に関係する物理・化学、
美容関係の法法規・制度
なども学びます。
どんな技術(実技)を学ぶの?
知識だけではなくもちろん技術も磨くことになります。
実習によって学ぶ実技は、
資格取得後美容室の現場で必要になりますので、
真剣に腕を磨いていく必要があります。
美容師は髪をカットするだけではなく、
パーマを施したり、髪のセットをすることも含まれます。
実習授業でカットやワインディング(パーマをかけるために毛髪をロッドに巻く技術)だけではなく、セッティングも学んでいきます。
これらの技術を身につけるには練習あるのみです。
美容学校に通っている間の日々の反復練習によって
身に付けられるようになるでしょう。
どんな試験を受けるの?
試験を受けるためには
厚生労働大臣が指定する美容師養成施設(美容専門学校)を卒業または、
卒業の見込みでなければなりません。
美容師国家試験は筆記と実技で構成されており、
両方とも合格をしなくてはなりません。
両方に合格すると、美容師免許を申請することができます。
美容師国家試験は
毎年2月と8月の二回実施されます。
2月の試験は美容学生が在学中に受験するので、
合格率が90パーセント近くと高い割合になっています。
決して難易度が高いわけではありませんので、
美容学校でしっかり学び、
苦手な分野は自宅練習したり、
家族の髪で練習しましょう。
コツコツ努力すれば合格への道は開けます。
国家試験(筆記)の合格基準は?
1、50問中60%以上の正答率であること
2、全ての課目においても無得点がないこと
6割以上という基準は割りとハードルが低いですね。
ただし6割以上正解しても無得点の科目があるとNGですので
科目はまんべんなく勉強しておかなければなりません。
筆記試験合格へは何はともあれ勉強あるのみです。
国家試験(実技)の内容は?
2018年現在では
第1課題:カッティング(レイヤーカット)
第2課題:ワインディング(ワインディングデザイン巻orオールウェーブ)
となっています。
実技試験中の用具類の衛生状態や取り扱いもチェックされます。(用具を落としてしまった際の処理など)
万が一不合格だった場合でも
半年後の8月にもう一度チャレンジすることは出来ます。
実技・筆記の両方が基準に達していなければなりませんが、
いずれかが不合格となっても、次回の試験に限り、
合格になった試験は免除され、
不合格となった試験だけを受験すれば良い事になっています。(要申請)
何度もチャレンジしなくてもすむようにする為には、
一つ一つの事を確実に身に付けていかなくてはなりませんので、
苦手を作らないようにしておく事が大切です。
まとめ〜美容師の資格取得、何年かかる?どんな勉強をする?試験は?〜
美容師の資格取得、専門学校の昼間部・夜間部なら2年。通信なら3年。
勉強は実技と学科。
学科は、1関係法規・制度、2衛生管理、3美容保険、4美容の物理化学、5美容理論の5科目から出題されます。
他にも美容師さんはおしゃれというイメージがあります。
「あの人あセンスがない」と思うような人に自分の髪を任せられません。
見た目で評価されることも多いので、
ファッションに関する知識なども学んでおきましょう。