美容室のお金の問題

個人経営の美容室、売上が大きくなったら法人にしたほうが得なの?

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個人経営の美容室は全国の70%だといわれています。
個人経営の場合、経営者自身が美容師として仕事をしながら、
スタッフを雇用している経営スタイルを取っている
サロンが多いのではないでしょうか。

個人経営の美容室、売上が大きくなったら法人にしたほうが得なの?

売り上げが3,000万円の個人経営の場合

個人経営の場合、お店の売り上げが大きくなったら
法人化した方がよいのかどうか判断に迷うことがあります。
例えば、売り上げが3,000万円、経費が2,000万円の場合、
事業主の取り分が1,000万円になり、
そこから保険料や医療費、扶養家族分などの費用が
仮に100万円とすると残り900万円分に税金がかかります。

個人事業主の場合、超過累進税率として
23%取られるとすると900万円の売り上げから
63万6千分を差し引いた143万6千円を所得税として納めなければなりません。

個人経営の美容室、売上が大きくなったら法人にしたほうが得なの?

•儲けがあればあるほど税金分で損する
この所得税以外にも住民税、
美容院経営の事業税がさらに加わりますので
納める税金は270万円前後になります。
儲けがあればあるほど税金分で損することになってしまうのです。

法人化した場合約70万円の差

もしこれが法人化した場合であれば、
オーナーの給与分が給与になりますので、
売り上げが3,000万円、経費が2,000万円、
オーナーの給与が800間年の場合、200万円が利益になります。
この200万円に税金がかかるため、納める税金の総額は所得税、
住民税などを含め200万円で済みますので、
約70万円の差があります。

また美容室を経営するオーナーの給与が多くなるほど、
会社の利益は少なくなり会社にかかる税金は少なくなるのですが、
オーナーの給与が多くなるほど所得税も増えるため、
最終的にどちらが得かを考える必要が出てくることでしょう。

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個人経営の美容室、売上が大きくなったら法人にしたほうが得なの?

個人経営は品質を安定させやすい

直接の経済的なことではありませんが、
個人経営のメリットはオーナー自身がお店の顔となり、
ブランディングしやすいため、技術水準も高く
一定のレベルを保ち続けることが出来る
というメリットがあります。
間接的に売上げにも大きな影響を与えます。
個人経営に限定したことではありませんが小さな組織は、
スタッフ同士の意思の確認やコミュニケーションがしやすいいため、
何かあった場合、すぐに改善したり経営者の意思を反映させることが出来るメリットもあります。
他にも少数のスタッフで営業するため
大人数を抱えるのに比べ、
精神的なストレスは少なく美容室を運営できるというメリットもあります。
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個人経営の美容室、売上が大きくなったら法人にしたほうが得なの?

個人美容室経営のデメリット

スタッフが少ないため休みが取りにくいということがありますし、
スタッフ一人がやめると全員に仕事量の比重が高くなり、
負担が大きくなるというデメリットもあります。
また福利厚生を十分に行うことが難しいので、
法人化の美容室よりも待遇が悪くなってしまうため、
よい人材が集まらないというマイナスも出てくるかもしれません。

社会的に認められにくい個人

法人相手ではないので、ダイレクトな影響は少ないと考えられますが、
個人経営だと社会的にあまり認知されず、
軽く見られてしまうこともあるでしょう。
個人経営の美容室は売上が増大した場合、
法人化するとよいメリットがあります。
融資が受けやすくなりますし、
取引の範囲も個人事業主の時よりも広がっていきます。

法人なら赤字の繰り越しは9年まで可能

中には取引は個人事業主とは行わないというところもありますので、
結果的には営業範囲が広がります。
これまで以上に大きい売り上げや利益を伸ばしていくことが可能になるでしょう。
売上が上がった場合、法人化しておくと
税金が安くなるケースもあります。
赤字の繰り越しは個人は3年なのに対し、法人は9年まで可能ですので、
もし赤字になった場合もある程度税金面で
控除を受けることが出来ますので、
経営面で色々と楽になることもあります。

個人経営の美容室、売上が大きくなったら法人にしたほうが得なの?

法人は税理士との契約は必須?

他にも個人事業主より、
法人の方が経費として認められるものが多いため、
経営者自身の給与や保険料についても
経費として認められますが、デメリットもいくつかあります。
様々な手続きが必要ですし、それに伴い経費も高くなります。
書類作成は税理士に依頼しなければならない決まりはありませんが、
法人となると会計も個人事業より複雑になります。
自分の業務に集中して取り組無ためにも、客観的に見てもらうためにも
税理士との契約すると良いと思われます。

個人経営の美容室、売上が大きくなたら法人にしたほうが得なの?まとめ

以上、法人経営・個人経営それぞれのメリット•デメリットでした。
一概に個人経営が得!法人にしたほうが得!とは言い切れません。
経営状態によって個人事業主のままでいた方が得だというケースもありますので、
どちらが得なのかについては自身の中途半端な知識に頼らず、
税理士などの専門家に相談するのが一番でしょう。

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