美容室のお金の問題

「お金が残らない」・・・美容室の適正な原価率は?質を維持しつつ原価率を抑える方法

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今月は結構売り上げたから、残るお金も多いはず・・・でも、ふたを開けてみると「残ってるのこれだけ!?」という結果になる美容室オーナーさんも多いのではないでしょうか?
日ごろから多くの美容室オーナーさんの話を聞きます。比較的忙しい美容室に多いように思いますが、そもそもあまり原価率を意識していないという方も少なくありません。良い悪いは別にして気前が良かったり、付き合いが良い経営者ほど、お金を残すのが下手な傾向にあります。
他の美容室ではどのくらいの原価率で経営しているのでしょうか?また、どのように経費を圧縮しているのでしょうか?
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「お金が残らない」・・・美容室の適正な原価率は?質を維持しつつ原価率を抑える方法

美容室の原価率の理想は?

聞いたたことはあると思いますが、理想的な美容室の原価率は10%といわれています。もちろん経営環境ににも左右されます。質の高い原材料使用や、お客様へのサービス、価格競争など様々な要素で原価率は上昇してしまいます。それでも15%までには抑えたいところです。

原価率の出し方

ごく簡単にすると
「原価」÷「売上げ」×100で原価率を出すことができます。
この場合ごく単純に材料費として考えてみます。
例(ヘアカラー)
原価600円のヘアカラー剤を使い、5,000円で施術したとすると以下のような計算になります。
「原価(600円)」÷「売上げ(5000円)」×100=12%となります。

これだけ見ると10%は実は簡単?と思うかも知れませんが、同じ材料を使っている近隣の美容室が4,000円でヘアカラーの施術していたりすると、料金の設定の考えなければなりませんので、そう簡単には行かないのが難しいところです。
また、経営していくには当然人件費や家賃、光熱費、設備費などの経費も掛かってきます。

どうやって原価率を抑えるか?

原価率を抑えるための手段として、美容ディーラーを通さずにメーカーと直接取引をする方法もあります。
高品質な材料をを低価格で購入する事が出来ます。
メーカーだけでなく、大手代理店や団体などが運営する直販サイトなども増えているので、このようなサービスを使う手もあります。
何れにしてもこのようなサイトから直接購入する場合、ディーラーとの接点が小さくなるので、サロンの現場を肌で知っているディーラーマンからの情報が得られにくくなるなどのデメリットがあります。

株式会社ムーランエムーラン

Webから会員登録し、ネットで仕入れが出来ます。
・取扱い商品/ヘアカラー剤、トリートメント、パーマ剤、スタイリング剤などの自社商品
・会員/【要】WEBサロン会員登録
・会費/無料
・送料/1回の商品発注4,000円(税抜)未満の場合は、送料として350円(税抜)をご負担。4,000円(税抜)以上の場合は無料
新規登録ページ/https://m-moulin.jp/register/

beauty garage(ビューティガレージ)

美容系の総合商社。不動産や店舗設計デザイン、人材育成、保険など多方面にサービスを展開している。
・取扱い商品/セット椅子、シャンプー台シャンプーチェア、スチーマー、ミラー、ドライヤー、ワゴンなど設備・備品が中心
・会員/【要】会員登録
・会費/無料
・送料/4,000円以上の買物で通常送料・代引き手数料が無料
新規登録ページ/https://www.beautygarage.jp/ws/login?ctc=&nid=%2Fcounter%3Fctc%3D

美通販

・取扱い商品/パーマ剤、ヘアカラー剤、ヘアケア剤、スタイリング剤、美容用品、美容機器など幅広く扱う。
・会員/【要】会員登録
・会費/無料
・送料/全国一律82円から。3万円以上で送料無料
新規登録ページ/https://www.bitsuhan.com/shop/customer/authmail.aspx?segment=entry

レボプラス

・取扱い商品/ウエラ、ホーユー、ナプラ、アリミノ、資生堂プロフェッショナル、タマリス、中野製薬などメーカー系剤量を多く取り扱う。
・会員/【要】会員登録
・会費/無料
・送料/1万円以上で送料無料
新規登録ページ/https://www.b-zone.biz/help/agreement

プロビューティー

・取扱い商品/プライベートブランドを中心に、メーカーブランドも取り扱う。
・会員/【要】会員登録
・会費/無料
・送料/商品代金19,000円(税抜)以上で送料無料。19,000円(税抜)未満は一律500円(税抜)負担。
新規登録ページ/http://www.probeauty.jp/RegisterMemberAddMF

本来の美容室経営の目的を忘れずに

手段の目的化の危険

ここまで原価率の話をしてきましたが、原価率を抑えることだけを考えるのはとても危険です。

私の知り合いの美容室オーナーさんが、SNSのセミナーに行って「毎日投稿しろ」と言われ、真面目にコツコツ一日も欠かさずに実行していました。なのに、日に日に「いいね」が少なくなっていく……。よくよく聞いたら毎日投稿するので、ウザいと思われ多くの人にブロックされていたのでした。プロモーションのために頑張っていたのに、始める前より悪い状況になってしまう。真面目で根気強く継続できる人ほど、陥りやすい罠です。

やってしまいがちなミス

また、少ない休みを利用してコミュニケーションをとるために子どもと遊んでいるのに、ゲームやスポーツでついつい本気になて負かしてしまい、「お父さん(お母さん)とはもうゲームやりたくない」といわれてしまうというのも、本来の目的を忘れてしまったために起こる出来事です。笑い話のようですが多くの人がやってしまいがちなミスです。

節約し過ぎてお客様が来なくなってしまっては本末転倒

確かに材料費、人件費、設備費などを削れば、原価率を抑えることは出来るでしょう。ですが施策の結果、原価率を10%以内にすることができても、そのことばかりになってしまい、結果的にお客様が来なくなってしまっては本末転倒です。経営を安定させるためにお金を残す取り組みは、あくまで手段の一つです。その手段の取り組みばかりを一生懸命やり過ぎて、本来の事業の目的を見失ってしまうという事も珍しくありません。

「何のために美容室を経営しているのか?」という本来の目的を忘れずに、一つひとつの課題に取り組んでいきましょう。

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